特別インタビュー

自然に寄り添い生きる

自然と共に、
種と共に

多くの生き物を育む大地、
生い茂る木々を揺らす風、
草花をうるおす雨。
自然は時に厳しく、時にやさしく
全てのものに生きる力を与えてくれる。
私たちはその自然を次世代に繋ぐため
天然100%にこだわり続けます。

農家

佐藤(さとう) 朋子(ともこ)さん

千葉県出身。

ホテルマンを経て現在は岡山県にてパートナーと二人で野菜、ハーブなどを自然栽培するポマイカイ農園を運営。

pomaikai(ポマイカイ) 農園

URL:http://www.pomaikainoen.com

農園の名前「ポマイカイ」はハワイの言葉で
「幸福・恵み」という意味。

自然を愛する
私たちの暮らし

自然の力を借り、その恩恵で化粧品作りに励む私たちアスカは、自然と共に生きる喜びと感動、時にその厳しさを感じています。そんな私たちと同じように自然と向き合いながら自然の中に身を置き生きる方にその暮らし、自然に対する想いを語っていただきます。今回は岡山県の海と山に囲まれた場所で農業を営む佐藤朋子さんにお話を伺いました。

農業を通じ、自然を通じて
学んだことを次の世代へ

もともと自然療法にも興味があり、食べ物にも気をつけていていたんです。「あれは食べちゃいけない、これも食べちゃいけない」と気を遣っていました。でも今は雑草も含めて周りにあるものが全て食材なので、「食べたらいけない」ということよりも「自然からいただく」旬の食材をどう料理するかを考えるようになりました。雑草も調べてみると意外に栄養価が高くて、しかも美味しいものが多いのです。

今は農業をメインでやっていますが、将来的にはカフェをオープンして、そこで野菜の販売をしたり、ヨガ教室をしたりできたらと考えています。でも私たちは野菜を作って売ることが目的ではないと思っていて、最終的には私が自然や農業を通じて学んだことを多くの子ども達に伝えていきたいと思っています。昔の百姓と呼ばれる人達のように豊かな知識を持って、生きていく上で必要なことをあたり前にできるようになってもらいたい。そしてその楽しさをみんなと共有できる場所を作っていけたらと。今、私が行っている「種取り」と同じように、私の知識や経験を次の世代へ繋げいくことが、今の私の大きな目標です。

土を育てることよりも
次世代に続く種を採ることが大切

千葉から岡山に来て5年、農業もやっと形になってきたところですね。ホテルマンを経験した後、花のエッセンスで心を癒すフラワーレメディーの勉強を経て、セミナーなどをやっていました。ですが、食に対する興味もあってあんしんできるものを自分で作りたいと思い、この場所で自然栽培の農業を始めることにしたんです。農業については今、一緒に農園をやっているパートナーが、千葉で自然栽培を広める目的でNPO法人を設立して、畑をもっていたので、私もそこで基礎を学びました。

私たちが行っている自然栽培は無肥料、無農薬で、実は土を良くすることよりも自家採種(種取り)が大事なんです。毎年、次の年のための種を取るのですがそれを7回、7年続けてやっとその土地に適した種になる。そうやって次の世代に一番良い種を残していくことが大切で、うちはまだ5年目なので後2年ですね。種取りをしっかりやれば、徐々に強い種になるので今、頑張っているところです。

自然栽培は「持ち込まない、持ち出さない」という考え方で、動物の糞などが自然と混入してしまう肥料は仕方がないですが、手を加えず自然に任せる農法です。分かりやすく言えば、雑草と同じイメージですね。最初の1年目は残留の肥料があるのですごく出来が良いのですが、2年目以降は次第に大きさや収穫量も落ちていきます。そのかわり形は小さくてもキメ細かくて味は良くなってくるんですよ。

海と山に囲まれたポマイカイ農園。短パンにTシャツというラフな格好で作業をする佐藤さん。そこではマイクロキュウリ、チンゲンサイ、パクチー、バジルなど野菜からハーブまで多くの作物が育てられています。



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